テストができないとすぐに、一番考えてしまいがちな結論は「わからなかった。出来なかった。頭が悪かったから、出来なかった。」ということなのですが、わからないという言葉について、きちんと考えてほしいと思います。 その問題について、それが自分が理解できていなかったことなのかまだ覚えていないだけのことなのかをはっきり区別していってほしいのです。 できなかった原因のほとんどは、まだ覚えていないだけのことのはずです。 原因がわかれば、次にそれを解消するために、毎日の勉強をどう変えていくかということになります。 この本を読んでおけば大丈夫というような、カッコイイ方法はありません。教科書が「この本を読んでおけば」に一番近い本でしょうが、これは全員読んでいるはずです。読んだだけ、勉強しただけでは出来るようにはなりません。では、どうするか
おおやぶ塾での勉強のスタートは、英語の単語をきちんと書けるようになるまで覚えてもらうことから始まります。 日本人は英語で育ってきた人ではないので、英語のテストのとき、わからない問題を考えたから出来るということは絶対ありえないんだよ、覚えてないことは書けないんだよということを、受け入れてしまうことが大切です。 使えるように書けるように覚えてないことはテストのとき出来ないんだということを発見することから、学習は始まり、点数が取れるようになっていきます。 教育では、自分に自信がもてるようになることが大事だと思います。 自信を持つということは、先に点数が取れてその後だんだんと気持ちが、そうなっていけるのだと、実際の生徒の様子から思っています。 その反対は、「自分はダメだ、なにをやっても無理だ。だから最初からやらない。」という自己否定の気持ちでしょう。 小学一・二年のころのような、だれもがニコニコとがんばっている前向きの気持ちを持ち続けられたら、とてもすばらしいことと思います。